しなやか
これまで、テレビでしか観ることのなかった、ジョコビッチの試合を、実際のコートで見る機会を得た。10月初めに行われた楽天オープンのチケット購入権利があたった。しかも決勝戦のチケットだった。ジョコビッチが決勝進出するだろうという確信は九分九厘あった。
同じチケットで国枝選手の試合も観れそうだったので、気持ちはさらにときめいた。天気には恵まれず、有明コロシアムは生憎の雨。外のコートで行われる午前の国枝選手の試合開始時間は、先に先にと変更になったため、結局みることができなかった。その代り、ジョコビッチの練習風景を観ることが出来た。ジュニア選手権1位の日本人の男の子が相手を務めていた。
初めて見るジョコビッチの試合、3大大会のような重厚さは感じられなかったが、実際に見る彼のプレーはなんとしなやかだったことか!テレビではこのしなやかさは決して感じることはなかった。ナダルやフェデラーとの対戦のようなハラハラ感を味わうことはできなくても、彼のしなやかなボールさばきにみとれてしまった。
次の週末は、ユニクロのチャリティーゲームでフェデラーがこの同じ場所に来る。
どちらも当たるほどのくじ運は持ち合わせていない。ジョコビッチの試合でさえ、これほど感動したのだから、フェデラーの試合は。。。彼のバックハンドの美しさは世界一だと思っているのだけど、ジョコビッチもフォアーより、バックのほうがきれいだと、生で観ていて気づいた。
しなやかで強靭なメンタリーティの持ち主。そんな言葉が最も似合う人の試合をみることができて最高に幸せで愉快な1日だった!