つぶやき

日々のあれこれを気ままに綴っています。

愛弟子?

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愛弟子、そんな言葉あったけ?という位普段使わない言葉のような気もする。

 

 インドネシア人といっても、右側の華僑の彼女は、日本人に「どこの国の人だと思う?」と訊いてもすぐには答えられないかもしれない。二人で日本語の個人レッスンを受け始めたけれど、1年位前に辞めてしまった。ところが、私の本帰国がもうすぐだと知って又始めたいと。。。

 左側の彼女は中国人。ご主人はインドネシア人だけど、国籍もまだ中国のはず、故郷に一時帰国するたびに、中国の変貌に驚き、時に嘆いている。今年の帰国では学校の変化に驚いていた。普通(インターとかではない)の学校でもIT化が進み、彼女が子ども時代に通っていた学校とはすっかりかわってしまったとのこと。彼女はとても熱心な生徒さん。勘も良く、語学のセンスがある。ひらがな、カタカナを私が一時帰国の間に独学でやっていたようだ。日本語ゼロのスタート時、「文字はこの年から覚えるのは大変だから、ローマ字のみで学習したい」と言っていたのに。

「ずっと、この国に住めばいいのに」そういう彼女達に、何と返事していいか…

「これ以上いたら、日本に適応できなくなってしまう」それが精いっぱいの答え。

 

ここ、数年はこちらの町での日本人との付き合いはほとんどなく、お喋りの相手は、もっぱら、彼女達だった。共通点よりも、異なる点の方がずっと多い、多分。違う窓から違う景色を眺めているように、同じ世の中を同じ今を眺めているような気分で話していたかもしれない。それでも、意気投合する時も多く、ペチャクチャ楽しい時を共有してきた。

 同じ空間、同じ瞬間を眺めていても、大なり小なり、他人と話す時はそんなものかもしれない。

 ものにした日本語に、もっと磨きをかけて欲しい、残りの時間で、そんな気持ちを彼女達に伝えたい!