refer
「これが彼が昨日話していた本です。」
簡単な文ですが、英語で書こうとしてすんなり書けませんでした。
「話していた(言っていた)」という言い回しに使う単語がなかなか身に着かなかったのです。
それが、先日ユーチューブを聞いていた時、ふと気づきました。
「refer」です。
この”refer"私にとってはとても思い出深い単語でした。
独身時代、海外の難民キャンプでボランティアをしていたことがあります。
総合病院の病棟勤務を休職しての参加だったので、帰国後すぐに復職しました。
復職直後配属されたのは内科外来。キャンプでの活動は英会話がそこまで流暢でなくても何とか勤まりました。寧ろ英文報告書の方が大変で、私の場合休職先の病院にも提出していました。そんなこともあったせいか。。。
内科外来勤務になってしばらくした頃、勤務していた病院に外国人のドクターが研修に来ました。
上司は当然のように私に向かって、「○○さんが補助についてね」と。
帰国したばかりの私は、仕方のないことと、必死に耳をこらしてこの外国人医師の指示を待っていました。その時、彼が私に訊ねたのが"refer"を使っての、他科受診への以来の方法でした。
それ以来私は、この単語を「紹介する」という使い方でしっかり記憶定着させてしまいました。
refer=紹介する、と化石化現象が起きたのです。
それ故に、常々度々使いたいと思っている、「言っている」とか「~に当てはまる」
とかの表現と結びつかなかったのです。
もっと早くに気がつけば、どんなに会話のひろがりがもてたことか…
This is the book he referred to yesterday.